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ううっ……、と声を出してその場でフリーズ。
そんな事、無視して俺は自前の槍を背中に担いで町へと降り立った。
先ほど俺がいた所は武将、武田 信玄の城、躑躅ヶ崎館。
歴史では城代わりの本拠地とされているがどうやら「この世界」では城のようだ。
さっきの真田幸村のように性別が違いこの世界では女将軍。
まあ、簡単に言っちゃえばパラレルワールドって奴だな。
更に分が悪く、そのパラレルワールドの更に過去っと言った所だ。
パラレルワールドにタイムスリップ……
1度に大変な事態が重なってこうなってから早3カ月…
今となってはなれた物の元の世界の時代が恋しい。
だが、これもこれで悪くはない。 寧ろ良いとも言える。
みんな親切だったり楽しい事が多かったり。 一杯だ。
時にこのままでも良かったりするがこうなってしまったのは俺は「運命」と捉えている。
きっと俺はこの世界の時代で何かしなくっちゃいけない。
それを探し出した後はファンタジー系の小説でもよくあるサヨナラENDだ。
そうで終わってくれれば悔いは無いんだが……
こう見えて、自分は武将に仕える武士。
戦わなきゃいけない。
人殺しも、な…
これまで数人ほどは殺した。
もちろん罪悪感や嫌悪感はある。
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