1人が本棚に入れています
本棚に追加
執事が助かった理由は隣街まで買い物に出掛けいて一族が殺されている事に気が付いたのは翌日の事だそうだ
執事はこの事に気付かなかった事を悔やみ、そして殺した奴らとそれを仕組んだ奴らを酷く憎み、心に復讐を誓っていた、と話したそうだ
…何とも欲深く愚かな話だ
しかし、今回の事件
本当の被害者は執事殿だったのでは?
金と土地さえ目に付けられなければこんな愚かな話にはならない
執事殿の一族は死ぬ必要がなかった者達だったのかも知れない
神が本当に鉄槌を下すのであれば金と土地を狙った愚かな者と雇われたならず者
そして、愚かな者は今回の事件の被害者の一族
金と土地を奪うなど相手を殺す行為に値する
で、無ければ権力だろう
だが、愚かな者はそうな権力は持ち合わせていない……だから雇い殺し手に入れた
復讐をされて当然の事だ
当然、他の者達も死んで償ってもらう事にもなる
復讐をされて当たり前の事
本当の被害者は執事殿
金と土地に欲が無ければ死ぬことのなかった一族
貴君らはこの事件についてどう思う?
私? 私は……………言うまでもあるまい
最初のコメントを投稿しよう!