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光秀は部屋を出て内裏へと足を向けていた
その道中誰にも見られないように片方の口角があがっていた
光秀と呼ばれた男
そう現代人の家須こと家須征耶である
以前出会ったウリ二つの男明智光秀を暗殺し明智光秀として生きているのである
(今のところは歴史どうりに順調だな。このままいけば信長が天下をとりそのあとオレが・・・そのあとは史実みたいにならぬよう徹底的に秀吉たちを叩いてオレの天下にしてやる。クククククククク)
内心に秘めた思いで若干にやけた顔をしたあと口を真一文字に戻し内裏へと向かっていった
時々漏れ出るにやけ顔を戻しながら
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