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「姫ようこそお越しくださいました。拙者は平手政秀と申します。」
(全く殿はどこに行ってしまったのやら…)
「同じく拙者は宮本晃と申します。以後お見知りおきを」
「出迎えご苦労様です」
と濃姫は頭を下げた
「侍女のさくらでございます」
濃姫は周りを見渡して
(信長様はいらっしゃらないのですか…)
信長の不在を残念がった
濃姫…美濃の斎藤道三の娘。政略結婚で織田信長に嫁ぐ。才色兼備であり信長の一番の理解者であった
政秀と晃は濃姫を部屋に通して一度下がった
「さくら台所周りなどこれから必要になるものを見せていだだきなさい」
「はい。では行ってまいります」
濃姫は一人部屋に残されることとなった。
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