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顔を引きつらせる幽妃
「私の愛の塊です、大きなはぁとですよ」
クネクネモジモジする絵羽。諦めたように大きく溜息をつく幽妃。
「私のも、開けてみてください」
「紬がそこまで言うなんて珍しいわね」
箱を開けると、ネジやら歯車やらの形をした小さいチョコがたくさん入っていた。
「絵羽が普通ではつまらないと言うので、博士と相談して私らしさというものを表現してみました。いかがでしょうか?」
(そうか、この子たちなりにがんばってくれたのね)
「上出来だと思うわよ、紬。ただ、絵羽のは落第点ね、これじゃただのチョコの塊だわ」
「えー、そんなー!幽妃さまひどいー」
「まぁ、捨てるもの罰当たりだし、仕方ないから食べてあげるわ」
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