01-B

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両者とも速攻で間合いを積め 攻撃を仕掛ける 攻撃の発動こそほとんど同時だが 近接攻撃特化の緑の歌姫と 中遠距離攻撃特化の白い魔導師 とではその攻撃スピードに 僅かな差があり 先に直撃したのは緑の歌姫の攻撃だった。 流れるような緑の歌姫の攻撃 右往左往から襲いかかる長ネギが 白い魔導師の体力を奪っていく 「ああっ、ダメですっ」 「逃がさないわよ! それっ十連コンボ!」 緑の歌姫の飛び膝蹴りにより 中に舞う白い魔導師 チャンスとばかりに 猛ラッシュをかける 「あーダメだよー、みゆきさん。ミクは近接攻撃特化なんだから迂闊に近づいちゃ」 とどこからともなく 白い魔導師に誰かが声をかける 「そうなんですか。私、この手のゲームは苦手でして…」 白い魔導師は少し恥ずかしそうに 謎の天の声に答える 「まぁ、確かにみゆきはゲームしなさそうだもんね」 緑の歌姫がラッシュを かけながらつぶやく 「かがみんは、かがみんで大人げないし。みゆきさんは初心者なんだよ?イジメカコワルイ!」 「イジメじゃないっ!ってか、かがみんゆーな!」 かがみんと呼ばれた緑の歌姫は 謎の天の声に突っ込む その瞬間 緑の歌姫のラッシュが止んだ それを好機とばかりに 白い魔導師は緑の歌姫から距離を取る 「あっ、ほら、こなたのせいでみゆき倒し損ねちゃったじゃない」 「この世界は一瞬の気の緩みが命とりなのだよ」 こなたと呼ばれた天の声は どこか得意気に緑の歌姫に語る 「まぁ、いいわ。あと一撃で終わるからね」 緑の歌姫の言う通り 白い魔導師の体力は 僅かしか残ってない それに対して 緑の歌姫の体力は 半分も減って居なかった 「コレは流石に厳しいですね…」 白い魔導師が困った用につぶやく 白い魔導師と緑の歌姫との間の 距離は10mほど 方や余裕綽々 方や疲れを見せ 互いに武器を構え睨みあっていた。
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