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登校日
事故から数ヶ月が経ち、私は学校へ行くことを許された。
季節はもう初夏だった。
「友鹿ぁ、早くしなさいよぉ。」
お母さんが二階にいる私に階段下で呼んできた。
「はぁ~い」
私はそれに答える。
高2でクラス替えをしてからまもなく、私は事故に遭った。
なので、あまりクラスには慣れていない。
とは言っても友達は何人かいる。
そんな状況にいる私は、その友達を抜いて端から見たら、転入生のような存在。
その為、何で休んでいたかクラスの一員として、しっかり言いたかったので、今日は早めに行って、先生と相談する。
登校してから最初の私のけじめ。
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