一章、メッセージ

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「……てな事があったのよ。もうホントに面倒。うまい事バッサリ切れる方法無いもんかしら?」 アタシは深いため息をついた。 彼の返信を最後に自分は返信せず、考えあぐねていた。 「アンタさぁ、そんなんさっさとブロックしちゃいなさいよ。相手にするだけ時間のムダ!」 茶飲みホモ達のゆうこが素麺をすすりながら言った。 「うるせぇ、ゆうじろう。アタシはそんな冷たいオカマじゃないの!アンタと違ってね」 「ゆうじろうって言うなや!アンタどっからどうみても汚いオカマよ!」 ゆうこは本名で言われるのを極端に嫌う。でも、ソフモヒでタンクトップで厳めしいヒゲのオッサンが「ゆうこ」って……、無理があると思うの。 「はぁ~?アンタ自分の姿鏡で見てみなさいよ!アンタこそどっからどうみてもオカマ丸出しじゃないのよ!」 ……5分程、オカマ二人の低レベルな言い争いは続いたのであった。
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