当たり前な日々

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「そっか…」 俺は2人が言った進路をゆっくりと脳に刻み込んだ 「直哉はどうなの?」 ふと名前を呼ばれて顔を上げると何やら興味津々な顔の2人がこちらを見ている 「……俺も多分専門学校だよ」 俺は嘘をついた 正確には嘘じゃ無いかも知れない 本当に専門学校に行きたい気持ちも少しはあった でも本当にやりたい事があるかと言われればおそらく無いのだろう でもなんとなく俺だけ進路を決めてないなんてかっこ悪いし 自分だけ浮きそうで 嫌だった
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