第一章

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sideM 部屋をでた俺が向かった先はリビング。毎回の食事係は俺だから、そろそろ朝食を作らなければいけない。 まぁ昨日は3人とも遅かったし、今日は日曜日だから朝食はかなり遅い時間になりそうだけど。 ・・・せっかく時間あるし、今日は少し豪華な朝食にしよっかな。 そう思いたった俺は調理を開始した。 「・・・よし、できた。」 数十分後、料理を完成させた俺は、料理をリビングの机の上に4人分用意し、サキくんのためのお粥も準備した。 ガチャ 「うー・・・ジンくん、おはようございます・・・」 用意が終わったところでちょうどニナが起きてきた。 「おはよ、ニナ。」 「もう、大丈夫・・ですか?」 「大丈夫。ありがとな。」 俺がそう答えると、ニナはなら良かったです。と小さく微笑んでからペタペタした足取りで席に着くと、まだ眠いのか机に突っ伏した。 ガチャッ 「おっはよ~!」 「・・・」 「おはよ、マオ。と、・・・リーダー?」 朝からハイテンションなやつと目が閉じてるのに器用に歩いてくるやつが起きてきた。 「もーお腹空いた!ほら、リーダーも起きて!」 そう言うと彼はリーダーの背中をバシンと叩いてから自分の席に着いた。 朝からハイテンションなやつだな・・・と思いつつ、リーダーに目を向ける。 「おはよ、リーダー。」 「ん・・・はよ。」 まだふらふらしてる彼はゆっくりのっそり席に着いた。 全員が席に着いたのを見届けて俺も席に着く。
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