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「んじゃ食うか。」
いただきますと手を合わせようとしたところで、ハイテンションなやつに遮られた。
「あれ?サキちゃんは?」
「ああ、サキくんなら熱だしたからまだ寝かせてる。」
俺のその言葉に、寝ぼけてた2人がぴくりと反応した。
「えー!サキちゃんまた熱だしたの?せっかく今日は休みだから一緒に買い物行こうと思ってたのに・・・」
「そう言うなって。サキくんだって好きで熱だしてるわけじゃないんだし。というかこの時期にサキくんを外に連れだそうとすんなよ。」
俺がそういうと、あ!そっか。ごめん・・・と急に声が小さくなった。
・・・なんか、垂れた犬耳としっぽが見える。
俺がそんなことを思っていると、さっきまで黙っていたリーダーが口を開いた。
「昨日もう寝ろって言ったのに絶対起きてたな、サキくん。あとでおしおきしてやる。」
なんか黒いものが見えます、リーダー・・・。
「んふふ。リーダー、俺も手伝いますよ。」
ってニナギさん!あなたも黒いです!
俺はそんな2人をみて軽く恐怖を感じた。
ま、でも2人ともなんだかんだ心配性なだけだから、怒られるくらいですむだろう。
俺はそう思って、今度こそいただきますをした。
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