第二章

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sideO インターフォンから聞こえてきたのは若い男の声だった。 「あ!俺たち、政府に言われてここにきたんだけど。」 『・・・ああ・・・話しは聞いてるんでどうぞ。』 そう言ってぶつんと声が切れた。 「・・・これは入っていいんだよね?」 アカバって人が俺に尋ねる 「・・・いーんじゃない?」 よく分かんなかったけど、どうぞって言われたしなぁ、と俺は思いつつ、ドアノブに手を伸ばした。 「・・・うわー!めっちゃ広いじゃん!」 中に入ってまさかの広さと豪華さに思わず声を失った。ドアは普通だったのに、入ってまず目に入ったのが、壁一面の夜景。夜景が見える側の壁は全部窓なのか?とにかく夜景が一望できる。あとおどろいたのが、玄関をあがってすぐがだだっ広い部屋だということ。玄関とのしきりもなく、とにかく広い部屋が広がっている。 「靴ぬいで上がってください。」 俺たちがあまりの広さにぼーっとつったってると、先ほどのインターフォンの声が聞こえてきた。 声がしたほうを振り返ると、黒い癖っ毛で彫りの深い端正な顔立ちのまだ幼さの残る少年がたっていた。 「おじゃましまーす!」 アカバがカズって子と一緒に部屋に入るのをみて俺もあわててあとに続いた。 その後1つの机をぐるっと囲むように置かれたソファに案内された俺たちはとりあえず出されたお茶とお菓子をいただく。
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