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男に対するやり場のない怒りは収まっていたが、自分の腹具合はまだ収まっていなかった。目的地まではまだ長い。運転中に催したくない一郎は完全決着を目指して引き続きこの場で格闘することにした。 それまで遠慮して踏ん張り切れなかった一郎は男がいなくなって二重に安堵した。
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