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「佐々木、高城…さん
おはよ。」
二人に近すぎ声をかけると二人はこちらに顔を向けた。
「あっ、修おはよー。」
佐々木友美(ササキトモミ)。
茶色の髪と大きな目。
明るく誰とでも仲良くできる活発な娘だ。
「おはよ、修君。」
そして高城明日香。
吸い込まれそうな真っ黒な目とつくりもののような整った顔。
近くで見る彼女はよりいっそう魅力的に見えた。
「珍しいじゃん、修が朝から話しかけてくるなんて。
どうしたの?」
佐々木は人懐っこい笑顔で言う。
「特にようはないんだけどさ。
いちよう高城さんに挨拶しとこうと思って。」
「なにそれ~。
修まで明日香ファンになっちゃったの?紗耶ちゃん悲しむよ~。」
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