1 出会い

11/12
10人が本棚に入れています
本棚に追加
/47ページ
「佐々木、高城…さん おはよ。」 二人に近すぎ声をかけると二人はこちらに顔を向けた。 「あっ、修おはよー。」 佐々木友美(ササキトモミ)。 茶色の髪と大きな目。 明るく誰とでも仲良くできる活発な娘だ。 「おはよ、修君。」 そして高城明日香。 吸い込まれそうな真っ黒な目とつくりもののような整った顔。 近くで見る彼女はよりいっそう魅力的に見えた。 「珍しいじゃん、修が朝から話しかけてくるなんて。 どうしたの?」 佐々木は人懐っこい笑顔で言う。 「特にようはないんだけどさ。 いちよう高城さんに挨拶しとこうと思って。」 「なにそれ~。 修まで明日香ファンになっちゃったの?紗耶ちゃん悲しむよ~。」
/47ページ

最初のコメントを投稿しよう!