10人が本棚に入れています
本棚に追加
/47ページ
「そんな訳ないだろ。
てかなんだよファンって。
自己紹介くらいするだろ、普通。」
「はっ?
自己紹介?」
佐々木は不思議そうに首を傾げる。
「なんでいまさら自己紹介?
三年間も一緒なのに…」
苦笑いを浮かべる佐々木。
高城と仲の良い佐々木にも手を回してたか。荒木の奴、ずいぶん手が込んでるじゃないか。
「佐々木も荒木とグルだったか。
ゴメンな高城さん。
こんなふざけた奴らばっかで大変だろ。」
「そんな事ないわ。
いつも楽しませてもらってる。」
高城はそう言って笑みを浮かべる。
「荒木?グル?」
佐々木は俺を見ながらわざとらしく首を傾げていた。
最初のコメントを投稿しよう!