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数分後…
C組の中から騒がしい音が聞こえてくると扉が開き、中から生徒達がぞろぞろと出てくる。
数人がでていった後、一人の女子生徒がこちらへと小走りでやってきた。
俺は壁から体を起こし携帯をポケットにしまう。
「ゴメン、待った?」
早川 紗耶(ハヤカワサヤ)。
彼女とは一年の三学期の頃から付き合っている。
荒木とよく遊ぶ仲になった頃に荒木と同じ中学だった紗耶と知り合い、何度か一緒に遊んでいるうちに今の関係になった。
「大丈夫。
じゃ、行くか。」
「うん!」
俺達は下校していく生徒達に混ざって歩きはじめた。
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