迷い込んだ獣

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…… …… 俺はクシャクシャに乱れた頭を抱え込んで建物にもたれながら座っていた… チラリと見える自分の腕には、複数の注射の痕… ハァ…ハァ…ハァハァ… クスリが足りねぇ… 「畜生！畜生！畜生っ…！！ なんだってんだ！？ なぜ俺はこんな場所にいるんだ！？」 クスリが切れかけているせいかイラつきが募る…
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