~missionONE~坂場暗殺

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《斉藤》 「俺の邪魔をするな!」 斉藤の姿が消えた。 エースが目をそらした訳ではない 気配を感じて振り返ると 斉藤がエースの後ろに回りこんでいた 《エース》 「速えぇ!しかも狙いは…」 斉藤は更に回りこみ エースの腹部をぶん殴った。 ヴッ 《エース》 「俺かよ…」 《シャノン》 「エース!」 エースは激痛に耐えて 辛うじて立っていた。 《エース》 「オッサン… アンタが何しようと関係ない それにアンタは強い でもなぁ…作り物の力なんか 世の中の本当に強い奴には 勝てねぇんだよ!」 《斉藤》 「負け惜しみか?」 《エース》 「例えば俺とかな!」 斉藤を越える速さで エースは、斉藤に一撃をあびせた。 ドン 《斉藤》 「グッ…何故だ… 何故私に攻撃が当たる!」 《ブラット》 「さすが、エースでも」 《シャノン》 「?」 シャノンは速くて見えていない。 《ブラット》 「まだだ」 すると斉藤の体が徐々に 黒に変色していく… 《シャノン》 「あの水を全部飲んだのか?!」 《斉藤》 「…」 《ブラット》 「大瞬漢水を全て飲んだ者は 筋肉が異常に発達し、一定時間」 《斉藤》 「グォオオ~~ッ!」 《ブラット》 「無敵となる。」 《エース》 「これじゃまるで…」 《ブラット》 「魔人の降臨だ」 斉藤の力は、すでに人間でなくなった。 タワーの壁に掌底を一撃。 バッコーン! 壁は砕け散った。 《斉藤》 「素晴らしい…いくぞ!」 シュ! ドドドドドドン! 斉藤はほんの数秒の内に エースに数発のパンチを入れた。 《エース》 「残像さえ…見えない!」 ドスン! 《エース》 「ヴッ!」 エースは部屋の端から 端まで吹っ飛ばされた。 ドス! 壁に打(ぶ)ち当たった 《エース》 「人間じゃ…ねぇ…」 バラバラ 壁のコンクリートがはがれ落ちた。 《ブラット》 「生きてるお前もな。」 《シャノン》 「この子…結構言う…」
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