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その言葉に、ニーノは首を横に振った。
「強くしてくれたのよ。 あの子がね…」
ニーノは小さなため息を着くと、空を見上げた。
「前ならこんな事言えなかったけど、あの子と関わって色々教わったわ…。 だから、私も返してあげたいの」
「そっか…」
ニーノの言葉を聞くと、イワンは俯いて何かを考え始めた。
そして、考えがまとまったのか、イワンは突然顔をあげた。
「ニーノ、これから一緒にユウの所に行かないか?」
「喜んで♪」
イワンの言葉に、ニーノは速答だった。
「んじゃ、行くか」
そして、イワンの問い掛けにニーノは頷くと、二人で守るべき者のもとへ向かった。
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