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真一はあのあとすぐ二者面談をした。
あの雰囲気からして虐めがあったりしてもおかしくないし、みんなのことをより知るためだ。
順々にきて、次は真由子の番だ。
真一は真由子達の面談に力を入れていた。
真由子は明らかにぶすっとして部屋に入ってくる。
そして乱暴に椅子をひくとそこへ腰を下ろした。
「真由子。真由子の成績に問題は無い。これからも頑張って……」
「つか呼び捨て?」
真由子が視線だけを真一に向け口を開く。
真一はそれを無視して話を続けることにした。
「ところでお前が仲がいいのは、愛、紗耶香、恵の三人だな。」
愛は飯山愛。
あとの鬼崎紗耶香(オニザキサヤカ)と伊藤恵(イトウメグミ)、真由子は四人で仲がいい。
紗耶香は明るめ色の髪のストレートが印象的。
恵は長い黒髪ロングを耳の上でツインテールにしていた。
女子ではこの四人が1番上だろう。
「何か問題は」
「だから呼び捨てかよってば。関係ないじゃん。」
またもや真由子の発言で遮られる。
どうも真由子とは根本的な性格が合わないらしい。
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