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「じゃあ次、後ろの席のあなた」
次々と自己紹介をしていく。
みんなそれぞれ自分の名前、得意魔法を言い、次は右から三番目の前から二番目に座る女の子。
「初めまして。『ミーチェ・クラシス』、16歳です。得意魔法は水と風です。混合魔法の嵐も使えます。ギルド〝プラチナ〟に所属していますので、興味のある方はいつでも聞きに来てください」
水色の髪の女の子。
この子も知ってる…〝プラチナ〟にいる『旋雨』だ。
「…あなたも人集め?」
「はい。マスターに言われて」
それを聞いて、またクラスから笑いが飛ぶ。
「…そう。ギルドも大変なのね。じゃあ次の子お願い」
「それじゃあ後ろから二番目のあなた。自己紹介をどうぞ」
自己紹介は進み、俺の前の席まで来た。
「あ、はいっ」
そう言って前の席の女の子が立ち上がる。
…小さいな。
肩まで伸びた水色の髪。低い身長。
後ろから見た印象がそんな感じ。
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