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「あ…『リイサ・カリンガ』14歳です。得意魔法は水。苦手ですけど氷も使えます。国家五帝親衛隊に入っています。皆さんと仲良くなれると嬉しいです、よろしくお願いします」
ぺこりと頭を下げて、リイサ・カリンガはサッと座った。
…国家五帝親衛隊に入ってるんだ。
「14歳?若いね~。その歳で国家五帝親衛隊に入ってるなんてすごいわね」
「い、いえ。親が…入隊してるんで」
「親?お父さんかお母さんが国家五帝で働いてるの?」
「はい。父が水帝の役職についてます」
それを聞いて、クラスに驚きの声が沸く。
水帝の娘か…強そうだな。
「そっか、じゃあ将来は水帝目指さなくちゃね。それでは後ろの少年、自己紹介してくれる?」
…あ、俺だ。
ゆっくり席を立って、クラスを見渡す。
ほとんどの生徒がこちらを見ていたので、なんだか緊張してきてしまった。
「ええっと…『ジタン・スピーゲル』です。歳は17。得意魔法は…闇です。よろしくお願いします」
「スピーゲル!?」
俺の性を聞いて、ユミ先生が驚く。
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