涼 Side

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本屋に着くと、私は真っ直ぐに参考書のコーナーへ向かいお目当ての参考書を手にとりレジへ向かった。 その間ものの数分。 昔から、立ち読みというものが好きではなくどの本を買おうか迷う以外はダラダラと本屋に滞在する事はほとんど無かった。 今日は買う本も決まってるし、レジも空いているので最短記録とも言えるほどの滞在時間でお店を出られそう…と思っていたその時。 レジに向かう途中の雑誌コーナーを通過しようとした私の目に勝手に飛び込んで来た1冊の若者向けの情報誌。 “10代のH特集” と表紙にでかでかと書かれている。 レジに向かって颯爽と歩いていた私は、思わず立ち止まり加藤茶ばりの2度見をしてしまった。 こ、この雑誌…、はっきり言って…ものすごく見たい! 私が知りたい事が全てこの中に詰まっている気がする。
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