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気付いたら病院で寝ていて、脇には田村が椅子に尻、ベッド(にある俺の腹)に頭を載せて寝ていた。
気配に気付いたか、田村も目を覚ました。そして寝ぼけつつもあのあとの事を教えてくれた。
俺が情けなくも気絶した後、罪悪感に駆られた川澄が戻って来たらしい。なら最初から来てろよ、と思ったがスルーする。
倒れている俺と、何故かその横で寝ていた田村を見た川澄はテンパって救急車を呼んだらしい。
色々あったが、問題無いが意識もない、との事で空き病室に寝かされていたらしい。
説明し終わった田村は、補習ってどーなんだろ?と考えていた俺に寝ぼけつつもこう言った。
「ふつつか者ですが、よろしくお願いしまふ~」
最後は布団に顔を埋めたため聞こえなかったが、他はバッチリ聞こえた。
真偽の程を確かめるべく、田村を揺さぶったが結局起きなかった。
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