第一章

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「痛いですか?」 「そりゃ痛いわ!」 「そうですか。クスッ」 あ、コイツ今笑いやがった。 「まあ、私もちょっとやり過ぎてしまったかもです。今治しますね。えいっ」 女の声がそういうと、何が起こったか、痛みがみるみるうちに引いていき、完全に治ってしまった。 「まだ初級の"癒"ですけど、なかなか使えるんですよ」 声が得意そうに言う。 てか、この声の正体って・・・・・・ 「愛知?」 「はい、私は愛知姫花ですよ~」 治った目を開く。 そこには笑顔で俺を見る、愛知の姿があった。 ・・・・・・なんかわけわからん風景と共に。
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