第一章

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そういえば、俺を屋上へ呼び出したのって、コイツだよなぁ。 しかもこの部屋を"自分の部屋"といい、部屋と和服とのギャップを"小さい頃からそうだからわからない"と言った。 つまり我がクラスの美少女転入生、愛知姫花は、 元々この世界の住人ということだ。 そして訳あってこの世界に俺を連れてきた、と。 「なあ、愛知」 「ヒメカ」 「は?」 「ヒメカ、と呼んでください。マサカズさん」 愛知の視線が俺を貫く。 ドクンッ、と心臓が高鳴った。 ・・・・・・という恋愛フラグは今は折っといて。(泣)
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