2/7
前へ
/7ページ
次へ
「はい、失礼します…」 これで、全て終わった。 「なぁ、美紀…」 築ウン十年のボロアパート。 4畳半の一室。 これも全て、美紀と一緒に暮らす為に借りたアパートだったよな…。 後ろで横になっている美紀に目をやる。 なぁ、美紀…。 俺たちが出会った日、覚えてるか? 忘れる訳ないよな…。 合コンで、酔いつぶれた俺を家まで運んでくれたっけ…。 それで……。 酔ってたってのもあって、強引に抱いちゃったんだっけ。 俺は酔ってたからよく覚えてないけど。 朝、見覚えがない可愛い女の子がベッドで寝てたからさ、俺焦っちゃったよ。  
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加