【依頼①】

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放課後、 ほとんどの児童が下校し、 昼間はうるさいほどだった学校も、 夕方の今は、静かに夕日を見ていられるほどに穏やか。 この町を見渡すことの出来る屋上。 ついに彼らの待ちに待った、 依頼人の登場。 直也の胸のワクワクという音は、直也自身にしか聞こえないはずだが、今にも飛び出しそうな勢いだ。 直也は、屋上にたった一つしかないぼろい机に腰掛け、 依頼人に向かって第一声を放つ。 「ようこそ。 尾台橋小学校、 “お助け調査部”へ」
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