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それは、用件だ。
「で、マルコメ君!用件は?俺達に何してほしいの?」
直也はまたあのあだ名で言ってみた。
…
数十秒の沈黙。
その間は、なんと静かな事か。
吹く風の音が自分の耳に吸い込まれる様に入ってくるほどに。
直也は思った。もしかして、俺が勝手にあのあだ名を付けたりしたからか?
「じっ、実は…」
やっと重い口を開いてくれた。
どうやら、マルコメ君というあだ名は気にしてない様子。
直也は、もしや、
言われなれてるなと心の中でクスッと笑う。
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