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マルコメはやっぱり焦っていた。
声が震えている。
焦っているということは、ゲームを持って来ることは悪いことだと自覚している。
マルコメは今、ゲームを持ってきた事を後悔しているだろう。
つまり、マルコメは何かきっかけがあってゲームを学校に持ってきたと思える。
まぁ、これはたんなる直也の仮説だが。
メモも書き終わり、よく見直した。
「わかった。」
直也は、その場でサッと立ち上がり、ニヤッと笑い、そっと話しかける。
「高いぞ……この仕事。」
マルコメは、「えっ??」と、いう顔で見ている。相変わらずマルコメの額から汗が流れていた。
「そうだな。今回の依頼料は
“支持カード”50枚でどうだ!!」
破格だ。
「おい。やりすぎだろ」
静かにパソコンを、うっていた隆平が、瞳孔を開き、驚いた口調で直也にいう。
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