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「うーん。
仕事はいっぱい入ってるんだけど…
どれもいまいちなやつばっか」
直也と隆平の、このやりとりはもう、1週間もつづいている。
カタカタカタと隆平のパソコンのキーをすばやく押す音がやたらと、近くにいるからか、直也の耳の中に入ってくる。
「やっぱ無いね。まっ、この仕事1年前から始めて今では仕事がたえなくなるまでいったんだからそれでいいじゃん」
「あ~。隆平、
そういえば、この前なんて先生からの依頼も受けた」
直也はさっきから、ため息ばかりが出しているが、仕方がないとその場は諦めたみたいだ。
だが、
やっぱり直也は納得がいかないらしく、
自然と机の上に置いてある依頼書のたばを眺めていた。
ふと、直也がこの依頼書を持ち上げようとしたとき…
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