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「そうね。マスターにお任せするわ」
すかさず朱美が応答していた。
「解りました。では、ゆっくりと楽しんでいただけるようなカクテルを、ご用意しましょう」
そう言って、マスターは、まず細かく砕いた氷を入れたタンブラーを、カウンターに二つ並べた。
次に棚からボトルを取り出し、計量カップで計ってシェーカーに注ぎ始める。
マスターは同様の動作を淀みなく繰り返し三種類の液体をシェーカーに入れてシェイクした。
その動作は間断無く流麗な手さばきで進められた。
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