初打ち

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初めてお酒を飲んだ記憶は無いのに、初めてタバコを吸った記憶はある。 よく聞く事であるが、では初めてパチンコ屋に入った記憶は? 大半の方が覚えているのではないだろうか? そんな僕の初打ちについて、徒然なるままに書こうと思う。 僕の初打ちはパチンコだった。もぅ、いきなり「パチスロ教科書」のタイトルに逆らっちゃう。 この傾き方こそ作者だ。 便宜上、ルーおお○ばに似ている作者は「大柴」と名乗る事にしよう。 あぁ。伏せ字にした意味も無い。 もう一度言う。 この傾き方こそ作者だ。 初めてパチンコに行った理由は、確か「彼女にプレゼント買いたい」とか、そんな下らない理由だったと思う。 当時、高校一年生だった僕は友達に頼んでパチンコを教えてもらう事にした。 この友達、顔面が完璧にヤク○さんなので「薬丸さん」と呼ぼう。 ルーに似てる作者も、ヤク○さんに似てる薬丸さんも老けてる為、パチンコ屋には普通に入れた。 いや、薬丸さんに至っては完全に馴染んでいた。 日曜日の15時20分位になったら、台を離れて店内テレビへ移動し、G1のファンファーレに合わせて競馬新聞をバンバンやってそうな雰囲気だ。 もはや本物の臭いさえする。
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