⚠LOVE YOU!

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さらにごそごそと体勢をかえたところでこいつも気づいたようで、かすかに抵抗の素振りを見せる。 「っは、なんの、つもり……」 「や、お前が可愛いことするし?」 それでぐっと胸を押されたのに体を離せば、乱れた息のまま呟くアーズリーに俺は適当な返事を返して。 「なに言って、離せ!」 「つれないこと言うなよ」 うっすらと色づいていた頬をさらに紅くして突っぱねるのも織り込みずみで、じたばたするのに構わず首筋に顔を埋めた。 「っ……馬鹿、時間を考えろっ」 ハイネックの襟をわざとどかさずに、布越しに軽く唇を押し当てれば刺激に反応するように躰をすくめ、しかし同時に嫌だと首を降る。 服の上を撫でる腕を掴む手の力と向けられた言葉に俺はちらりと部屋の掛け時計を見る。
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