⚠LOVE YOU!

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針はまだ昼過ぎと呼べる時間を指している。 さすがにまずいか。 視線を戻せばきっと睨むアーズリーと目が合う。 確かに抱き合うには早すぎるかもしれない。 ……いや、しかし。 すでに火のついた欲を鎮められるわけもなく。 「細かいことなんか気にすんなよ」 「ふざけるな、ぁん……」 もとより抑える気もない俺はそう囁いて、喚く口を塞ぐように口づけた。 しかし簡単に落ちてくれるかと思いきや、服をたくし上げ晒した肌を指で平でなぞってもこいつは身を捩って逃げようとするばかり。 「アズ」 「ゃ、っ離せ……」 とはいえ躰は少しづつ反応を返し始め、それがますます抵抗に繋がっているようだ。 ここまで一方通行だと困るなと手を離した途端にくるりと背を向けられてしまった。
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