⚠LOVE YOU!

6/15
前へ
/223ページ
次へ
――アーズリー ちょっとしたハプニングもあったが、どうにかこうにかチョコも渡せたし。 あいつから言わされた感も否めないが気持ちも伝えられた。 それで終わりだったはずなのに、いつの間にか流れがおかしな方向に向かっていて。 しかも慌てるおれにお構いなしにこいつは事を進めようとする。 するのが嫌なわけではない。 ただ、受け入れてしまえば止まらなくなるのを知っているから。 外はまだ明るさが勝っている最中から理性を手放すわけにはいかない、と頭の片隅で考える。 でも触れられるたびその思考が薄れていく。 そんな自分が怖くなってますます逃れたくなって。 押さえる手が緩んだ隙に躰を捻って這い出そうとした。
/223ページ

最初のコメントを投稿しよう!

46人が本棚に入れています
本棚に追加