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体力の尽きた状態ではろくな抵抗もできず、加えて快楽に馴らされた躰は愛撫する指に従ってしまう。
「服が汗吸ってて気持ち悪そうだな」
「ぁ、や、め……んっ」
躰に張り付いたシャツを見たヴェルテは喉で笑いながらそのシャツ越しに勃ち上がった胸の突起を指で押し潰す。
直接触られたわけでもないのに、でも布地に擦られ妙な感触に震えが止まらない。
「……んで、こんなことっ、」
「暑さでおかしくなっただけさ。あと……」
汗が伝うことさえ感じてしまう躰で必死に理性を保とうとおれは声を上げ胸元に顔を寄せるヴェルテを見下ろした。
それに顔を上げずにヴェルテ呟くだけで、さっきまで指で弄っていた箇所に軽く歯をたててくる。
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