⚠待ちぼうけ

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全部外しきって、唇を首筋に滑らせたところでアーズリーは自分の様子に気づいたようで、びくりと肩を竦める。 「な、いつ……っあ!?」 「ほれ、隠すなよ」 隠そうと服を掴む手を捕らえ、そのままベッドに押し倒した。 さらに眼前に晒された肌に指を這わせば、アーズリーは擽ったそうに躰を捩る。 白いし、細っ。 服の上からも細身な印象だったのに、剥いでしまうと余計そう感じてまじまじと眺めてしまう。 でも細くともしっかり筋肉がついていて触り心地は悪くない。 「あんまり、見るな、触るな……」 なんて一人楽しんでいたら恥ずかしさからか細い声で抵抗でされた。 「それじゃ意味ねーだろ」 顔を見たら真っ赤でそれも可愛く、くすくすと笑いながら答えながら胸元に唇を寄せて強く吸い上げる。 離せば小さな紅い痕が残り、白い肌にはやけに映えた。
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