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他の奴らが同じことを言っても鼻で笑って流すくせに、俺が言うと簡単に表情を変える。
それがまた面白くて、立ち上がった俺は後退るアーズリーの腕と顎を掴んで捕らえた。
「アズ」
強制的に上向かせ名を呼ぶも、こいつはますます照れて小さく唸ってぎゅっと目を瞑っている。
おそらく無意識なのだろうが、その表情はまるで口付けを待っているかのようで。
ホント可愛いよな。
可愛いと言うと嫌がられるので口には出さないが、それ以外で表現出来ないこいつの様子に俺は、思い出した分もあわせて我慢できず軽く吹き出してしまう。
それからまだ瞼を閉じたままのこいつにそっと顔を寄せるが、唇を重ねる寸前で気が変わった俺はでこぴんをしてやるのだった。
end
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