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おれの答えににやりと笑ったヴェルテは一つ頬に唇を寄せた後、ひょいとおれを担ぎ上げ自室に向かった。
もはやここまできたら抵抗する気も起きず、ベッドに降ろされてもされるがままに従う。
「っ、あ……ふ、んっ……」
服を脱がしながら露わになっていく肌に唇を寄せられ、痕を付けられる度にすっかりなれてしまった甘い刺激に肩が竦む。
そんなおれの反応に胸元でくすりと笑う気配があったあと、とんと後ろに押し倒された。
自分の上にきたヴェルテを見上げるも、伸ばされた手で喉元を擽られその感覚に軽く目を瞑る。
さらにのっけから深いキスをされ、すぐ傍の腕にしがみついた。
その間も肌を滑る指は止まらず、いつしか立ち上がっていた胸の尖りを軽く指で摘まれ反射的に身体が跳ねる。
「は……ぁ、ん……」
触れる指先の熱とそれが与える刺激、嚥下し損ねた唾液が伝う感触、そのすべてが身体の感覚を煽っていく。
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