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カヨさんは去り際に慶太にだけアイコンタクトをしながら、手を振って奥のテーブルについた。
後ろの女性はちょっと困った顔をして、ちっちゃく会釈してついていった。
「きれー」
ポツリと無意識に言葉が漏れた。
「カヨさん?、あ、蓮、あーゆーひとタイプ?」
「確かに、とびきりかわいかったなー、後でユキにオネーサンのメアドきこーぜ。」
やっぱりわーわー盛り上がる
。
俺、後ろの女の人に言ったのになぁー
「カヨさん、胸でかくね?」
「あー、たしかに!
色っぽいよなっ」
「彼氏いんのかな?」
…ま、いっか
自分だけが気づいたみたいで…
ちょっとだけ優越感にひたりながら、俺は残りのカフェオレをのみほした。
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