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「‥‥ルイス、あんまり…いや少しでもそんなコトを口にしても目にしても耳にしても、吊して挽き肉にするわよ?」
「…はいはい、わかりました」
「‥‥゙はい゙は百回」
「はいはいはいはいはい、って多いだろ!何回言わせるつもりだ!?」
「‥‥だから百回だって」
「なにぃ、突っ込みをミスってしまっただと!?」
イブは俺をバカを見るような目で見ていたが、はぁ~、と重たいため息を吐くと席についた。
「‥?、ため息をつくと幸せが逃げるぞ?」
「‥‥そう思うなら今すぐ死んで頂戴…」
何でだろう、なんだかすごく申し訳ない気持ちがこみ上げてくる。
「こらぁ、席付けおまえら~」
パンパン、と出席簿を叩きながら無性髭をはやした気怠そうな教師が入ってきた。
「ホームルーム始めるぞ~出席確認するぞ~全員いるな~じゃあホームルーム終わり~じゃあな~」
そして片手を上げ出て行った。
「「‥‥‥‥」」
「これでいいのだろうか?」
セルスが苦笑い気味に呟く。
「‥‥いいんじゃない?長ったらしくするよりは随分とマシだと思うわよ?」
ちなみに、席はイブが窓際の後ろから2個目でその後ろがシルベット。イブの横がセルスで後ろが俺だ。
「まあ、生徒も教師もそれで良いんだったら、いいじゃないの?さて、次は移動教室よ」
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