心の変化

23/24
前へ
/1214ページ
次へ
真希の背中に腕を回すことも、頭を撫でてやることもしなかった。 本当は、少しだけ迷っていた。 抱き締めてあげた方がいいのか。 ・・・いや、きっと、傷口を開くだけだ。 今、真希は、俺に対する気持ちを整理しようとしているだけだから。 「ごめん・・・」 小さな、小さな声で、真希がそう言った。 「いや・・・ 俺の方こそ。」
/1214ページ

最初のコメントを投稿しよう!

43861人が本棚に入れています
本棚に追加