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朝早く来ているからグラウンドにはたった1人の少年がドリブルしながら身体を動かしていた
大翔「来たな」
俺、同様に走って来た親父
翔「待たせたな。それじゃあやるか」
親父が俺の前に来ると、あの時のように本気の目をしていた
大翔(俺はいつも思っていた。サッカーを始めた時からあんたを越えたいと思い続けていた)
翔(手加減は無しだ大翔)
大翔(今日で越えてやる!!)
俺は最初から猛スピードで親父に向かう
翔「あまい!!」
大翔「うわぁ!?」
俺は親父のタックルに吹っ飛ばされ、足元からボールが離れる
翔「そんなんで世界に通用するか!!」
大翔「まだまだ!!」
浦和との試合前の時と同じで、また親父を抜けずにいた
何回仕掛けてもゴールまで行けなかった
大翔「ハァ…ハァ…ハァ…」
翔「どうした?もう立てないか?」
大翔「ク…ソガ!!」
フラフラにながら立ち上がる
俺は親父を睨み付ける
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