氷室達也の章

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… その日は風がとても強い日だった その日も俺と敦子は学校が終わると サツキ姉ちゃんの家に花を届けに行った するとサツキ姉ちゃんの家の前で サツキ姉ちゃんのお母さんが泣いていた 警察やらなんやら大勢の大人達に囲まれて 達也「おばちゃん…どうしたの?」 サツキ母「サツキが…サツキが…死んじゃった…」 手に持っていた花を俺は思わずその場に落とした 落ちた花は風に吹かれ… 花吹雪となって宙を舞った…
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