撃て
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……もう、隣街くらいには着いただろうか? 整備こそされてはいなかったが表通りには市が開かれていたような気もする。 きっと、あの灰色の街を抜け出せたのだろう。 裏路地は閑散としていて、それでいてどこか人の存在を感じさせる。 (……お金はあるんだし、宿屋にでも泊まろうか) 連日の野宿は思いの外疲れる。 とりあえず、もうなんでもいいから暖かい場所で寝たい。
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