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キラキラ光る大小の人工石にデコレーションされたピンク色の小箱。 両手にすっぽりと収まるほどのそれをキイさんは僕に寄越した。 「可愛いぃやろ?昨日テツと徹夜して作ってん・・・てダジャレちゃうで!?」 くるくる巻かれた金髪を揺らしながらキイさんはバタバタ手を振って僕を威嚇した。 正直、キイさんのギャルメイクで凄まれると、地味キャラの僕は怖くて萎縮してしまう。
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