逃れ者

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「奴等、何か言ってたか?」 歩いて来た榑徒を見ながら、静かに見つめ 「-皇帝直々の依頼を受けて、人を探しにきた-と言ってた。・・・・・・・・後は、何時もの命乞いだ。」 そう言いながら、歩いていき 「・・・・人探し、ね。」 呟きながら歩いていき 暫くして、聖都の入口に来たら、少女が倒れていた。 「女の子?--息はまだあるな。」 近寄り抱き抱えると、首筋に手を宛てて確認して 「取り合えず、支給品を外すぞ。」 そう言えば、朱希は危険物解体者だったな。 「あぁ、頼むよ。」 そう言った後には、解体終らせていて 「んじゃ、何時もの所に行くから。俺はここで。」 そう言うと、森に向かって歩き出していた。 彼奴は仕事柄、国境付近に埋めて、騎士が来ると爆発する様に仕掛けた物だ。 取り合えず、そんな事を思いながら少女を抱き抱えて、家まで歩き始めた。
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