第5章

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指と指とが触れちゃうのはさすがにどうしようもないけど、それ以外は一応抵抗してみたんだよ? でも………それは無駄な抵抗だった。 ベッドに潜り込んで来るのは、遥さんに『自分のしたい事を我慢しちゃダメなんじゃないの?』と言われ言い返せず、『あーん』をされる時は僕の箸がいつの間にか持っていかれちゃってて遥さんの差し出すおかずを食べるしかなく、奏ちゃんは奏ちゃんで僕が食べさせてあげるまで口を閉じないし…… お風呂の件はもう強行突破だった。2人が出て行かないから、僕がお風呂場から出て行った。2人共タオルは着けていたので、そこだけが唯一常識的だった点だ。 ちなみに自慢じゃないけど、女性の裸にはまるっきり興味はない。あの時は奏ちゃんのバストが背中に触れてしまったが故に逃亡を図ったのだ。自分から触るのは平気(多分)なんだけど、相手が急にくっつけてきたりすると異様にびっくりしちゃうのは、一体何故なんだろう? ま、まぁ、とにかくだ!2人が何かおかしいのは確かなんだ!一体どうしたっていうんだろう……うーーん………
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