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「……奏ったら、聞いてたのね。恥ずかしい所見せ……いいえ、聞かせちゃったわね。まぁ、夜にでもちゃんと話しておきましょう。……それにしても。」
私は自分の唇をそっと撫でた。
凱君に話したように、一線は越えなかったけどそれ以外の事を私はしてきた。キスだって何回もした。
でも、凱君とのキスは今までと違ってとても心地良いものだった。胸を触られたりキスをされたりする度に、体や心が恐怖に怯えていたけど、それが全然なかった。むしろもっと……
や、やだ……思い出したら急に恥ずかしくなってきちゃった……!しかも何か、ドキドキしてきちゃったし……!
「……凱君には色々良くして貰ってばかりね。この家に住まわせて貰えたうえに……こんな気持ちまで貰えるなんて。」
本当、私達ってば運が良かったわね。
「って、お鍋吹いちゃってる!」
いけないわ。料理に集中しなきゃ。美味しいもの作って、誉めて貰いたいしね♪
えーと、お塩はこの棚かな?
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